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相撲ファン必見!国技館や相撲博物館に行ってみよう

国技館や相撲博物館にの見どころ、楽しみ方

日本の国技として年間六回の本場所を行っている大相撲ですが、このうち三回は東京の両国国技館で行います。

相撲が日本の歴史に登場したのは古く、「古事記」や「日本書紀」にもその記述が残されているほどです。
他のスポーツとは異なる神事としての側面もある相撲では、専用の建築物を作り「国技館」という名称で取り組みを行うこととしています。

両国に国技館が作られたのは明治42年(1909年)のことで、その後蔵前に移転をしたこともありましたが、昭和60年(1985年)からは再び両国に新たに施設が作られ、現在まで本場所として使用されています。
そのため「国技館」という名称の建物は現存しているものが三代目、「両国国技館」としては二代目ということになるでしょう。

現在の両国国技館には相撲を観戦できる土俵などのほか、これまでの相撲の歴史や名勝負、人気の横綱や力士たちを紹介する博物館にもなっています。

国技館の一階部分が「相撲博物館」として運用されており、本場所開催時期以外であっても内部を観覧することができます。
展示は常設展示ではなく、年六回の企画展示により様々な資料が順番に展示されるようになっているということも特徴的です。

内部の売店では相撲に関するグッズも多く取り扱われているので、そちらもぜひ立ち寄った時に購入をしてみることをおすすめします。

相撲にちなんだグルメ

明治時代から本場所の開催場所とされてきたこともあり、両国周辺にはたくさんの相撲にちなんだお店があります。
中でもぜひ一度試してもらいたいのが「ちゃんこなべ」で、周辺には元力士やおかみさんなどが経営するちゃんこ屋がいくつも並んでいます。

「ちゃんこ」というのはいろいろな具材が入っている鍋のことで、出汁の種類や味付けの方法はそれぞれ異なっていて、かなり自由度が高い料理であることが特長です。
ですので同じ「ちゃんこ屋」であってもお店によってかなり特色が異なり、人気のお店のものをぜひ試してもらいたいところです。

ただしちゃんこ鍋にも一つルールがあり「四足のものでは出汁をとらない」ということがあります。
具体的には牛や豚のことですが、四足のものを使うと相撲で負けるような縁起の悪さがあることから自然にそうなっているようです。
ちなみにこの四足ルールはあくまでも「出汁」についてで、具材としては豚肉も牛肉もよく登場してきます。

相撲観戦をするなら国技館の売店にある「力士弁当」もおすすめです。
力士弁当はそれぞれの力士の名前で販売をされており、名横綱や名大関などの出身地や好物にちなんだおかずが使われるなど、ファン垂涎のお弁当となっています。

館内にはちゃんこ販売のスペースもあるので、そちらで味見をしてみるというのもよいですね。