三鷹の森ジブリ美術館の見どころ、楽しみ方
三鷹の森ジブリ美術館といえば、全国からジブリファンの集まる大人気のスポットとなっています。
管理運営しているのは徳間記念アニメーション文化財団で、東京都知事から公益財団法人の認定を受け、公益性のある事業を行う施設ということで運営されているのが特長です。
アニメーションを制作した企業が東京都からお墨付きをもらって行なう施設ということもあって、内部に展示されている資料や企画は完全にアニメの世界観を再現しています。
ジブリファンにとってだけでなく、ライトユーザーにとっても「こんなところに工夫があったのか」といったような感動があるでしょう。
三鷹の森ジブリ美術館では定期的に企画展を行っており、ジブリの映画に登場するワンシーンなどを切り取って、その特長をより知ってもらうための展示をしています。
過去の展示例としては「食べるを描く。」といったものがあり、これはジブリ映画の大きな特長の一つになっている食事のシーンをピックアップして、その奥にある意味や演出について解説をするというものでした。
例えば千と千尋の神隠しにおいて、千尋がハクに言われて泣きながらおにぎりを食べるシーンなどがありますが、ここには食べる動きと表情の変化を同時に行う細かい書き込みがされています。
同様に箸やナイフ・フォークの動かし方など、おいしく見えるためのポイントなどが解説されていて大変にためになるものでした。
このように、アニメを見た人が特に印象に残っているところを細かく解説してくれるというのもとても嬉しいところです。
「カフェ麦わらぼうし」でジブリにちなんだグルメ
三鷹の森ジブリ美術館の中には、ジブリの世界観をメニューにした「カフェ麦わらぼうし」というお店が入っています。
美術館を訪れた人ならほぼ100%利用するのがこのカフェで、メニューには「お城のベーコンエッグ」や「ひなげし坂のコロッケ」「ふぞろいのイチゴのショートケーキ」といったようなアニメのワンシーンを再現したものが並びます。
季節限定で登場するスペシャルメニューなどもあるので、訪れる前にどんな企画展をしているかということをチェックしておくとより楽しみが広がるでしょう。
学生の長期休暇中などは連日大賑わいになってしまうことも多く、レストランで席をとることができないということもあります。
そうした時には便利なテイクアウトメニューもあるので、天気が良ければ屋外でそうしたものを楽しむというのもよいでしょう。
「カフェ麦わらぼうし」で出されるメニューは毎日手作りをしているものばかりです。
一見素朴に見えるのもそのためで、洗練されたレストランメニューというよりも家庭的な懐かしさを感じさせてくれます。