秋葉原の街とAKB48劇場の見どころ、楽しみ方
アニメやゲームの話題になると、何かと象徴的な場所として取り上げられるのが秋葉原です。
もともと秋葉原は日本有数の電気街ということで、「秋葉原に行けば何でも揃う」ということで、主に機械製品や家電製品を買い求めに来る人達が集まる場所でした。
江戸時代にまで遡ると、秋葉原は主に下級武士の居住地域として発展してきた町であり、時代劇にあるような下町に武士たちが庶民たちとともに生活をする界隈であったといいます。
そうした住宅地域であったこともあって火災の頻発地域でもあり、明治に入ってからは明治政府より火除け地として防火対策をされるようになりました。
このときに作られたのが「鎮火神社」でのちに移転して「秋葉神社」と呼ばれるようになったことから、近隣を「秋葉原」というようになりました。
電気街となったのは戦後間もない時期からで、闇市で部品を販売しているうちに多くの電化製品を販売するお店が集まるようになりました。
しかし家電量販店が他の都市部に進出したことで電気街としてのプレミア感は下がり、変わってコンピュータ、ソフトウェアを中心に扱うようになり、そこからいわゆる「オタク文化」が花開いて行ったのです。
秋葉原のオタク文化は90年代くらいまではアニメやゲームが中心でしたが、2000年以降からはメイドカフェなど新しい文化が誕生し、2005年の年末にAKB劇場がオープンすると一気にアイドル文化が定着しました。
現在ではAKBだけでなく仮面女子や原宿駅前パーティーズ、BiSHなどいわゆる地下アイドルたちが活動する劇場も出来てきていますが、やはり本家AKB劇場はワンランク上の存在となっているようです。
秋葉原ならではのB級グルメ
秋葉原の魅力は、豊富なグッズ類の販売と特殊な営業形態のお店です。
外国人観光客も依然として多く、立ち寄ると1日かけてたっぷり楽しむことができます。
そんな秋葉原でもう一つ見逃せない文化としてB級グルメがあります。
都内でもB級グルメの数は随一と言ってもよいのがアキバで、爆盛りや特殊なセットなど、かなり大胆な内容になっていることが特長です。
アキバ名物のお店としていくつか代表的なものを挙げていくと、「ごはん処あだち」や「たん清」「かんだ食堂」「おむすびのGABA」といったところがあります。
中でも「ごはん処あだち」はまさにアキバグルメと言っても良いお店で、まるで漫画のような大胆な盛り付けと、完食できるのかと不安になる積み上げ系唐揚げ丼などがあります。
もう一つ有名なのが「おでん缶」と言われる自販機で買えるおでんです。
おでん缶にもいくつか種類があり、中には地方のおでんを入れたという特殊なものもあったりします。