浅草寺の見どころ、楽しみ方
都内在住の人にとって、なかなか訪れにくいスポットとなっているのが浅草寺です。
浅草寺といえば巨大な赤い提灯が目印の雷門が象徴的な場所ですが、年々外国人観光客が増加しているのに対し、日本人の観光客数は減少する傾向にあります。
昔から雷門と言えばはとバスなどの地方から東京観光に来る人達の定番ルートであったということもあり、なんとなく都民や関東近県に住む人には「田舎者向けの観光地」のような印象もありますが、実際は全くそんなことはありません。
まずそもそもとして浅草寺とはどういうお寺かということからざっと説明をすると、起源は1400年以上前にさかのぼります。
今から約1400年前というと飛鳥時代で、推古天皇即位の時期であり現在の隅田川である宮戸川で漁師が漁をしていたところ、投網の中に一体の像を見つけたとされています。
この漁師はその像の価値がわからず何度も水の中に投げ入れるのですが、その日は魚が入らず何度も同じ像が取れることからその像を持ち帰りました。
のちにその像が聖観世音菩薩の尊像であることがわかり、土地の者たちでお堂を作ってお参りしたということが始まりです。
浅草寺に関する言い伝えはかなり多く残されており、その逸話に関する遺跡なども多く浅草寺の境内に残されています。
現在では年間3000万人が訪れる日本でも有数のパワースポットとなっており、観音様とともに祀られている龍神たちが国内外からの参拝客を受け入れています。
パワースポット浅草寺でエネルギーを注入
浅草寺は上記の歴史からもわかるように、地元の人たちによって作り上げられた民衆のためのお寺です。
浅草寺に祀られている観音像は「浅草観音」と言われ、身分や階層に関わらず民衆信仰の受け皿となってきました。
仮に他の宗教の宗派に属している人であっても分け隔てなく受け入れるというところも特徴的で、世界中どんな人が来てもお参りを受け付けるという非常に広い心を持ったお寺です。
そんな浅草寺で得られるご利益とされているのが「金運」と「人生開運」「癒やし」「先祖供養」です。
中でも「金運」については招き猫の発祥地とされていることもあり、特にそちらを望んで訪れる人が多く見られています。
土地全体が人を集め、富み栄えるエネルギーと持っているとされているので、浅草寺を訪れるというだけでも、その強い力を得ることができると言われているのです。
境内には多くの龍神像が置かれており、その像から流れ出る水にふれることにより人生を好転させる気を得ることができるとされています。
日本最古のお寺ということもあって内部の建物や像の様相も奥深く、何度足を運んでも新しい発見のある不思議な場所です。