引越し

引っ越し時に使う際の段ボールについて

引っ越し段ボール

引越し用ダンボールに関する豆知識

引越しをする時に必ず必要になるのがダンボール箱です。
最近では引越し業者が引越しを依頼した人に対して事前に段ボール箱を貸し出すサービスも行われており、以前よりもかなり便利になりました。

最初に業者の担当者が自宅を訪れて荷物の分量から見積もりをする時には、同時にどのくらいダンボール箱が必要かということを判断しています。

段ボール箱は自分で調達をしようとするとスーパーや小売業社から不要なものを引き取るか、自分でホームセンターなどで購入することになります。

しかし一見同じように見えるダンボール箱も、耐久性や特徴が大きく異なりますので、できることなら業者が渡してくれるダンボールを使用するのが望ましいです。

ちなみに引越し業者が渡してくれるダンボールは殆どが白色をしています。
これは中身に何が入っているかをマジックペンで記載しやすくしているためのようですが、実は「見た目重量」を減らすという意味もあります。

人は目の前のものに対して色によって重さを予測するという性質を持っています。
最も軽く見えるのが白色で、重く見えるのが黒色です。

全く同じ重さのものを真っ白と真っ黒で持ち比べをしたとき、体感重量が2倍近くになったという実験結果もあります。

つまり引越し業者がお客さんに白いダンボールを無料に近い価格で貸し出すのは、作業をする人の負担を軽減するという意味もあるのです。

ダンボールを丈夫に閉じるための方法

引越し荷物を詰める段ボール箱ですが、底と蓋を閉じるときの方法により耐久度が全く違ってきます。

よくいちいち閉じるのにガムテープを使うのが面倒だからと十字型に組み合わせて閉じる人がいますが、これは引越しでは最悪の方法です。

というのはこうしたテープを使わない綴じ方はちょっと重いものを入れるとすぐに底が抜けてしまいますので、引越し作業では大きな危険が伴います。

ガムテープもほとんどの業者さんがダンボール箱と一緒に渡してくれるので、それを使用するようにしましょう。

テープで閉じるときのコツとしては、まず短い方の耳を先に折込み、その上に長い方の耳を折りたたみます。
テープは端をはみ出て側面にまでしっかり閉じられるように長めに使用します。

通常はこの横一本のテープで十分に強度が維持できるのですが、特に重いものや壊れて困るものを入れる場合には、もう一本箱の中央に十字になるようにガムテープを貼ります。

強度を増すために底面の左右の角を貼ってH型にすることもありますが、これは手で持つ時に滑りやすくなりガムテームも多く消費してしまうので十字型の方がおすすめです。

もう一つ、ダンボール箱には上下面があります。
側面のプリントで上下がわかるようになっているので間違えないようにしましょう。