自力で引っ越しをするとお得なのか
引っ越しをするときにはかなりまとまったお金が必要になります。
新しい引越し先の物件の賃貸料や不動産会社への仲介手数料などを合わせると、新しい賃料の3~4ヶ月分はかかってしまいます。
そこに引越しにかかる実費がかかってきますので、できることなら安く引っ越すためできることは自分でしたいと考えます。
学生さんや年齢の若い男性などの場合、自分の体力に自信があることから自力で引越しをしようという人も多く見られます。
家族や友人などある程度人手が用意できるのであれば自分たちだけで引越しをするということも可能です。
ですが完全に自力で引越しをするときには、業者に依頼するのとは違ったリスクが発生してきますので、そのあたりもしっかり理解をしておく必要があります。
自力で引越しをするメリット
まず自力で引越しをするときのメリットとして挙げられるのが「引っ越し代金を安くできる」ということです。
荷物の量にもよりますが、引越し業者に依頼をすると数万円はかかってしまう配送料が、知人にお願いをすることで無料で行うことが可能になります。
また女性の場合などは新居に引越し業者である知らない男性を家に入れなくてもよいという安心感があります。
滅多にないこととは思いますが、悪質な引越し業者の中には引越し作業をするときに住所をチェックして付け回しをしたり、伝票に書かれている電話番号を勝手に盗み見て連絡をしてきたという事例が報告されています。
それに引越し業者に依頼をするとなると、繁忙期には思うような日程で依頼をすることができなくなるため、引越し日程をずらさざるをえないということも起こります。
自由に日程や時間を組めるというのは自力で引越しをするときの大きなメリットになります。
デメリットもあるため要注意
その一方で自力で引越し作業をするときだからこそのデメリットもあります。
まず第一に挙げられるのが「破損をした場合の保証がない」ということです。
引越しをするときには冷蔵庫や洗濯機などかなり大きな品物を運ばなければいけません。
食器類や鏡などの割れ物も多く含まれます。
プロの引越し業者の場合そうした品物を運ぶときに傷がつかないように梱包の工夫がなされますが、素人が運搬をするときには細かい配慮ができないことがままあります。
もし落下や転倒によって大きな破損が起こっても、知人や友人に弁償を求めるというのしづらく、結局自己責任で買い直しということになってしまいます。
また知り合いにお願いをするとはいえ、多少のお礼が必要になります。
お礼は現金の時もあれば食事をおごるといった方法がとられたりします。
これが大勢に対してするとなると、意外に業者に依頼するのと変わらない金額になってしまいます。